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株)なかざき生菓子店 ≫ くらしの中の餅や生菓子

くらしの中の餅や生菓子 
*金沢生菓子専門店会しおりから抜粋


金沢と餅、生菓子

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金沢は藩政の頃より、菓子どころとして全国に知られていますが、菓子にまつわる風習も豊かで、人生と四季の折々に喜びや悲しみを重ねるごとに菓子をいただいてきました。行事にまつわる菓子といえば生菓子や餅であり、金沢に住む人にとって餅、生菓子は生活に溶け込んだ存在と言えましょう。

かしわ餅

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五月五日の端午の節句は男児の御祝いで、鯉のぼりや鎧、兜を飾り、ささちまき、まきだんご(小豆や黄粉をつけた蓬餅)かしわ餅などで子供の無事な成長を祈ります。ちまきは災いから五体を守ることを願い、薬効のある笹で団子を巻いた保存食です。

珠姫てまり

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加賀百万石三代藩主、前田利常公にお輿入れされた珠姫様。皆様にも百万石パレードでその可愛らしさをご存知のことかと思います。
その珠姫様をイメージして創作した「珠姫てまり」金箔の華やかさと手鞠の可愛らしさを折り合わせ珠姫さまが優雅に遊ぶところを表しています。

初老の祝

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人生の節目である男性の「四十二の厄」を金沢では「初老の祝」ともいいます。心身共に節目となるこの年頃を大過なく過ごせるように氏神に鏡餅(紅白二升重)・神酒・スルメを供えお祓いを受けます。そして親戚、知己の方々に、鏡餅に酒やするめ添えて配ります。これは厄を分け担いでいただく意を込めるとともに、これを機会に一層の協力、援助をお願いする意味があります。この他に男55(若冠)祝、女33祝いがあります。

ころころだんご

出産が”ころころ”と安産であるように願いをこめて、ごく近しい人に配られるのが「ころころ餅」です。九か月目の戌の日に配るのが最良とされています。数は9,11,13の奇数とするのが習わしです。卵型の山高なお餅で、昔はその形で、生れてくるのが男の子か女の子か占ったりしました。

五色生菓子

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金沢の祝い事に欠かせぬものが五色生菓子です。
五色生菓子は、加賀藩二代目藩主前田利長公が、後に三代目藩主となる利常公の嫁として徳川秀忠公の息女を迎えたとき、藩の御用菓子屋吉蔵に命じて作らせたものです。吉蔵は特に容器も吟味して五種の菓子器を以てお納められたところ、大変喜ばれたそうです。この五色生菓子は五種一組となっており、それぞれに小豆餡が入り、武家町人の隔てなく広く祝儀用として使われ現在に至っております。特に婚礼の折にはなくてはならないお菓子です。五色生菓子は日月山海里を形どり大自然の恩恵に感謝の意を表しています。

還暦の祝

六十一歳の祝いで陰暦では干支が六十年で一周して元に復すが故に還暦の祝と云う、当人の子供達で還暦の祝いを行います。近年は益々盛大になって来ました。赤々の鏡餅を近しい人に配ります。

氷室万頭

金沢では毎年七月一日に氷室万頭を食べる習慣があります。五代藩主綱紀公のころ、氷室に貯蔵した天然の氷雪を氷室の朔日に江戸の将軍に献上していました。それにちなんで作られたのが氷室万頭で、暑い夏を迎え、夏越しの体力を養い萬(よろず)の頭に出世するという縁起を祝い、無病息災を願って氷室の朔日(今の七月一日)に食する習わしは、今も市民に親しまれています。

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